征文作者 黎启榕(横滨山手中华学校第15届毕业生)
照片上的人物以及与作者的关系 庄则栋
这张照片拍摄于1971年4月,虽然距今时间不算长,但在我的人生中在中日关系的历史中,在中美关系的历史中应该算是重要的场面,一个见证。照片上是我正在前面引导庄则栋先生去休息时的一个镜头。庄则栋先生来日参加在名古屋举办的第31届乒乓球世界锦标赛，这是比赛休息期间他带着轻松表情的样子,虽然很放松但仍然英俊潇洒、气度不凡。
当时我在华侨主办的新闻单位中国通讯社工作。中日邦交正常化之前,我们作为新华社的代理担任着拍摄中日友好运动的照片、为新华社提供照片原件等重要工作。新华社为采访名古屋举办的世界乒乓球锦标赛需要在当地华侨青年中募集摄影师和担任北京来的摄影师的翻译等人材,于是向中国通讯社提出这方面的意向,正好与我们的日常工作吻合,社里很快就答应下来。一个月左右的时间我以随行摄影师的身份跟运动员代表团共同生活,白天比赛、晚上在下榻酒店的浴室冲洗采访拍的照片、放大后通过KDD将照片用电传的形式传给北京新华社本社。幸好北京和日本的时差只差一个小时、才得以按时将原稿送到。
我没有这么长时间与祖国代表团接触过，很担心语言上有障碍,但最后顺利地完成了任务。
当时日本右翼频繁挑衅、制造事端，我们华侨也承担了保护语言不通、地理环境不熟悉的国内媒体朋友往返会场的工作。
让世界震惊的“乒乓外交”就是从那时开始的。事情的起因是这样的:比赛的一天,一位美国运动员错上了中国运动员所乘的大巴,气氛有些尴尬。庄则栋为了缓解气氛就主动跟他打招呼并将中国工艺品作为礼物送给了他。正是这个契机促成了美国尼克松总统的访华,“乒乓外交”成了中美关系的破冰之举,这也是田中角荣总理大臣访问中国,中日外交正常化的一个契机。
我竟然能亲身经历这一系列的重要历史时刻,让我做梦都想不到。这一场在历史上留下重要一页的比赛竟有我的一份努力是一件多么令人高兴的事啊。
(中文翻译:郑红)
“友谊第一，比赛第二”とは
世界をアット驚かせた出来事
この写真を撮られたのは1971年4月、名古屋市で開催された第31回世界卓球選手権大会で訪日し、試合の合間にリラックスした表情の荘則棟氏。
私は当時、華僑系の通信社「中国通信社」という所に所属しており、中日国交正常化前という条件の中で、新華社に代わり日本の出来事や中日友好運動の写真を撮り、新華社へ写真原稿を提供するという重要な役割をしていた。
名古屋で行われた世界卓球には、地元の華僑青年でカメラ取材と北京から来るカメラマンのお世話をする人材を探していたので、新華社から中国通信社へ打診があり、日ごろから中日友好関係の取材をしていたので会社も承諾した。
約1か月の間随行カメラマンという身分で選手団と行動を共にした。昼間は試合、夜は取材したフィルムをホテルのバスルームでネガ現像、写真を引き伸ばし、その写真をKDD（国際電信電話）へ持ち込み、北京の新華社本社へ電送写真を送付。幸い北京と日本の間は1時間だけの時差、これが随分原稿締切りには助かった。
自分もこれ程長く中国から来た代表団と接したことはなく、言葉が心配だったが、何とか通じた。
当時の日本は中国に対し、右翼の妨害や嫌がらせが頻繁で、私たち華僑はその安全の確保と地理に不案内な国内から来た報道陣の会場への輸送を担当した。
世界をあっと驚かせたいわゆる“ピンポン外交”だ。事の始まりは大会のある日、自分たちのバスと勘違いし、中国選手のバスに乗ってしまったアメリカ選手に荘則棟選手はこのアメリカの選手に中国の民芸品をプレゼント。この出来事をきっかけにヘンリー・キッシンジャ大統領補佐官が極秘に訪中、リチャード・ニクソン米大統領の訪中につながった。この中米雪解けを反映し、田中角栄総理大臣の訪中、中日国交正常化にもつながった。
この一連の出来事に対し誰が想像出来ただろうか？
この歴史に残る一大イベントに関わることが出来たことを嬉しく思う。
照片上的人物以及与作者的关系 庄则栋
这张照片拍摄于1971年4月,虽然距今时间不算长,但在我的人生中在中日关系的历史中,在中美关系的历史中应该算是重要的场面,一个见证。照片上是我正在前面引导庄则栋先生去休息时的一个镜头。庄则栋先生来日参加在名古屋举办的第31届乒乓球世界锦标赛，这是比赛休息期间他带着轻松表情的样子,虽然很放松但仍然英俊潇洒、气度不凡。
当时我在华侨主办的新闻单位中国通讯社工作。中日邦交正常化之前,我们作为新华社的代理担任着拍摄中日友好运动的照片、为新华社提供照片原件等重要工作。新华社为采访名古屋举办的世界乒乓球锦标赛需要在当地华侨青年中募集摄影师和担任北京来的摄影师的翻译等人材,于是向中国通讯社提出这方面的意向,正好与我们的日常工作吻合,社里很快就答应下来。一个月左右的时间我以随行摄影师的身份跟运动员代表团共同生活,白天比赛、晚上在下榻酒店的浴室冲洗采访拍的照片、放大后通过KDD将照片用电传的形式传给北京新华社本社。幸好北京和日本的时差只差一个小时、才得以按时将原稿送到。
我没有这么长时间与祖国代表团接触过，很担心语言上有障碍,但最后顺利地完成了任务。
当时日本右翼频繁挑衅、制造事端，我们华侨也承担了保护语言不通、地理环境不熟悉的国内媒体朋友往返会场的工作。
让世界震惊的“乒乓外交”就是从那时开始的。事情的起因是这样的:比赛的一天,一位美国运动员错上了中国运动员所乘的大巴,气氛有些尴尬。庄则栋为了缓解气氛就主动跟他打招呼并将中国工艺品作为礼物送给了他。正是这个契机促成了美国尼克松总统的访华,“乒乓外交”成了中美关系的破冰之举,这也是田中角荣总理大臣访问中国,中日外交正常化的一个契机。
我竟然能亲身经历这一系列的重要历史时刻,让我做梦都想不到。这一场在历史上留下重要一页的比赛竟有我的一份努力是一件多么令人高兴的事啊。
(中文翻译:郑红)
“友谊第一，比赛第二”とは
世界をアット驚かせた出来事
この写真を撮られたのは1971年4月、名古屋市で開催された第31回世界卓球選手権大会で訪日し、試合の合間にリラックスした表情の荘則棟氏。
私は当時、華僑系の通信社「中国通信社」という所に所属しており、中日国交正常化前という条件の中で、新華社に代わり日本の出来事や中日友好運動の写真を撮り、新華社へ写真原稿を提供するという重要な役割をしていた。
名古屋で行われた世界卓球には、地元の華僑青年でカメラ取材と北京から来るカメラマンのお世話をする人材を探していたので、新華社から中国通信社へ打診があり、日ごろから中日友好関係の取材をしていたので会社も承諾した。
約1か月の間随行カメラマンという身分で選手団と行動を共にした。昼間は試合、夜は取材したフィルムをホテルのバスルームでネガ現像、写真を引き伸ばし、その写真をKDD（国際電信電話）へ持ち込み、北京の新華社本社へ電送写真を送付。幸い北京と日本の間は1時間だけの時差、これが随分原稿締切りには助かった。
自分もこれ程長く中国から来た代表団と接したことはなく、言葉が心配だったが、何とか通じた。
当時の日本は中国に対し、右翼の妨害や嫌がらせが頻繁で、私たち華僑はその安全の確保と地理に不案内な国内から来た報道陣の会場への輸送を担当した。
世界をあっと驚かせたいわゆる“ピンポン外交”だ。事の始まりは大会のある日、自分たちのバスと勘違いし、中国選手のバスに乗ってしまったアメリカ選手に荘則棟選手はこのアメリカの選手に中国の民芸品をプレゼント。この出来事をきっかけにヘンリー・キッシンジャ大統領補佐官が極秘に訪中、リチャード・ニクソン米大統領の訪中につながった。この中米雪解けを反映し、田中角栄総理大臣の訪中、中日国交正常化にもつながった。
この一連の出来事に対し誰が想像出来ただろうか？
この歴史に残る一大イベントに関わることが出来たことを嬉しく思う。